OHATで起こりがちな誤った評価|現場で迷わないためのチェックポイント
更新日:9月28日
記事概要 OHAT(オーハット)(Oral Health Assessment Tool)は、看護職や介護職でも口腔状態を客観的に評価できる便利なツールですが、評価に慣れていないと判断に迷いが生じることがあります。
本記事では、OHATの評価で起こりうる判断の誤りを取り上げ、その原因と対策をわかりやすく解説します。異常の見逃しや義歯、口腔清掃の評価漏れなど、実際に起こりやすいケースを具体例とともに紹介。評価のばらつきを減らし、継続的な口腔管理につなげるためのポイントを解説します。
はじめに
OHAT(オーハット)(Oral Health Assessment Tool)は、口腔状態を統一した基準で評価できる便利なツールです。
しかし実際の現場では、
● 「どこまでが正常?」
● 「この状態は1点? 2点?」
● 「評価者によって結果が違う」
といった悩みを感じることも少なくありません。
OHATは専門知識がなくても使える設計ですが、誤った評価をすることがあります。
今回は、現場で特に多いOHATの使用時にみられがちな迷いや誤りとその対策を解説します。
1.OHAT評価で迷いや誤りが起こりやすい6つのケース
ケース①:患者、利用者の訴えだけで判断してしまう
よくある例
●「痛くない」と言うので問題なしと判断した
●「義歯は大丈夫」と言うので確認しなかった
なぜ起きる?
患者、利用者の訴えは大切ですが、 特に高齢者の場合、
● 痛みを我慢している
● 表現が難しい
● 認知機能が影響している
ことがあります。
改善ポイント
👉 必ず「観察」「視診」を行いましょう
👉 義歯を外して確認しましょう
ケース② :義歯を装着したまま評価してしまう
よくある例
● 義歯が汚れていることに気づかない
● 義歯下の潰瘍を見逃す
なぜ起きる?
義歯を装着した状態だけでは問題が分からないためです。
改善ポイント
👉 義歯を装着している場合は必ず外して確認しましょう
● 義歯の清潔さ
● 粘膜の状態
を別々に評価します。
ケース③ 「口腔清掃」を表面だけで判断してしまう
よくある例
● 歯はきれいでも舌や義歯が汚れている
● 食べかすが残っているのに0点(健全)と評価する
改善ポイント
口腔清掃は、
・口唇
・舌
・粘膜
・残存歯
・義歯
👉口腔全体を確認することが重要です。
ケース④:唾液量を見た目だけで判断する
よくある例
● 唾液が少量であるが0点(健全)とする
● 乾燥に気づかない
改善ポイント
唾液の評価では、
👉唾液のねばつき、唾液があぶく状になっていないかを見る
と判断しやすくなります。
ケース⑤:評価の順番が統一されていない
よくある例
● 項目の見落としが生じる
改善ポイント
OHATは項目順に評価することで、
👉 見落としの防止
👉 評価時間の短縮
につながります。
ケース⑥ 判断に時間がかかってしまう
よくある例
● 判断に迷う
● 時間がかかるので後回しにしてしまう
改善ポイント
OHATは診断ではなく、口腔状態を知るためのツールです。
項目に該当する所見がある場合は、
👉 「1点(やや不良)」または「2点(病的)」 を選ぶと良いでしょう。
2.誤った評価をしないための最大のポイント
OHAT評価で最も大切なのは、完璧に判断することではなく同じ基準で評価を継続することです。
評価を継続することによって、
● 口腔状態の異常の早期発見
● ケアの質向上
につながります。
3.Webツールを使うと誤りが減る理由
Web版OHATツールでは、
● 項目を順番に表示
● 選択形式で入力
● 点数を自動計算
できるため、
👉 見落とし
👉 計算ミス
👉 記録漏れ
を減らすことができます。
まずは評価の流れを体験してみてください
当サイトでは、
● 会員登録なし
● 無料
● 個人情報不要
でOHAT評価を体験できます。
まとめ
OHATの評価時にみられがちな誤りは、以下の通りです。
● 患者さん、利用者さんの主観に頼る
● 義歯を外さない
● 口腔清掃の確認範囲が不十分
● 唾液の評価が不正確
しかし、評価のコツを押さえるだけで、 誰でも安定してOHATを使用した評価ができるようになります。まずは気軽に体験し、現場での口腔ケアに役立ててみてください。